文部科学省 平成29年度 大学の世界展開力強化事業 ~ロシア、インド等との大学間交流形成支援 ライフケア分野における日露ブリッジ人材育成: 主に極東地域の経済発展を目的として

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航海日誌8月8日:Day:2

研修2日目、晴れ渡る空と穏やかな海のもと、望星丸はウラジオストクに向けて出港。船内研修もスタートしました。

 

昨日船内で一泊した研修団一行。午前6時の朝の点呼には、全員が元気に顔をそろえました。朝食後には留萌産業会館に移動し、そろいのポロシャツを着て出港式に出席。団長の山田清志学長によるあいさつと団長補佐の山本佳男所長(国際教育センター)の研修団・プログラム紹介の後、北海道と在札幌ロシア連邦総領事館、留萌市のほか、本プログラムのパートナーである北海道大学、新潟大学、近畿大学の代表者から激励の言葉が贈られました。また学生代表の越智将太さん(東海大学大学院工学研究科機械工学専攻2年次生)が、「この航海では、日本の学生がロシアについて学ぶだけでなく、ロシア人にも日本を知ってもらえるよう多くの友人をつくりたい。全力で学び、何よりも楽しんできます」と宣誓。山田学長に留萌市の中西俊司市長から花束が、越智さんに新星マリン漁業協同組合の山田徹代表理事組合長から支援品の目録がそれぞれ贈呈されました。

 

その後、望星丸に戻ると港には留萌市のゆるキャラ「カズモちゃん」の姿も。留萌中学・高校吹奏楽部が演奏し、大漁旗を掲げた4隻の漁船が並走するなど、市を挙げた声援に見送られて船旅がスタートしました。

 

そして午後からは、教員による船内講座も始まりました。トップバッターの山田学長は、東海大学とソ連・ロシアの交流の歴史を紹介。1960年代から始まった交流の歩みを、当時の世相などを交えながらユーモラスに解説し、「40年ほど前には、他大学と連携してロシアと交流すること自体が想像もつかなかったこと。それだけ時代も変わっています。今後の両国間を発展させるのは皆さんにかかっています。特に寿命の短いロシアは、ライフケア分野を目指す人にとっては大きなビジネスチャンスが広がっています。皆さんがぜひこの分野で活躍してくれることを期待しています」と語りました。

 

その後、北海道大学工学研究院の渡部典大助教が「日本とロシアの人口減少社会の都市計画」と題して講義。両国の人口や出生率や人口増加を前提に都市計画が作られている現状を紹介した後、「人口減少と少子高齢化の問題点」と「その解決策」についてそれぞれ10分ずつディスカッションし、結果を発表するワークショップを実施しました。さらに国際教育センターの田口香奈恵准教授による「サバイバルロシア語講座」も行い、自己紹介の方法などを学びました。

 

このほかにも夕食後、船内のデッキが学生たちに開放され、学生たちが操舵室内を見学。日本海に沈む夕日を楽しんでいたさなか、旅の吉兆を示すといわれる彩雲が現れ、学生たちが歓声を上げる一幕もありました。

 

【村上敬亮さん・教養学部国際学科3年次生】
初めての船旅に、初めて出会った人たちが旅立ちを祝ってくれたことがうれしかった。思っていた以上にスケールが大きくて感動しました。船旅もロシア訪問も経験したことがなかったので、どんなことが待っているか、今から楽しみです。

 

【渡邉翔一さん・観光学部観光学科3年次生】
留萌市の人たちが私たちに船出を祝っていただき、船員や教職員だけでなく、本当に多くの人たちがこの航海を応援してくれているのだと感じました。吹奏楽の演奏を聴いた時には思わず涙が出そうになりました。皆で食事の支度をするなど、寮生活のような感じの中、お互いに話す時間も多く、友だちもたくさんできてとても楽しい時間を過ごしています。