東海大学の「平成30年度海外研修 ウラジオストク研修」のロシア人学生向け日本研修プログラムが本日、終了しました。
学生たちは朝から、浅草寺や東京スカイツリー、秋葉原を見学。その後、ワシントンホテル新宿で行われた修了式に出席しました。式典では、事業責任者の山本佳男教授(国際教育センター所長)が「皆さんがこのプログラムを修了したことを、心からうれしく思います。このプログラムは、極東連邦大学とサハリン国立総合大学との連携によって実現したもので、両大学との協力関係がさらに強まり、次のステージに進むことを期待しています。そして本プログラムに参加した皆さんが、高い意欲を持ち、日本とロシアの新しい未来が切り開かれることを期待しています」とあいさつ。その後、一人ひとりに修了証が手渡されました。
【ミハイロヴァ・ヴァレリアさん 極東連邦大学5年】
ライフケアや日ロ両国について多くのことを学んだこの航海に参加できたことをうれしく思います。両国が抱えている問題はもちろん、マスメディアなどに頼るのではなく、直接語り合い本当の情報を知る必要があることを実感しました。先生方の講義も有意義でしたし、Student Forumでは、医療教育やヘルスケアのシステムに違いはあるものの、共通する問題もあることも発見できました。日本人の学生たちはとても付き合いやすく、交流に熱心で、船内研修の最後に分かれた時には私自身も思わず泣いてしまうほど充実した時間を彼らと送ることができたこともよい思い出でした。今後も、互いの将来のために、コミュニケーションをとっていきたい、そう思えた人々でした。この研修を用意してくれたすべての方々に心から感謝しています。
【イリアス・ヌルガリエフさん サハリン国立総合大学3年】
船内の研修は、Student Forumや先生方の講義、日本文化体験などを通して、さまざまな観点から多くのことを学び、私が新たな一歩を踏み出すきっかけになる素晴らしいものでした。船内で日本人学生と語り合う中で、日本人もロシアに興味を持っていることを知り、私自身も日本についてより深く、また幅広く知りたい、日本人の先生方からもっと多くのことを学びたいと思うようになりました。船内での生活では、言葉に頼らないコミュニケーションの方法もあることを知りましたが、より深く知るためにはもっと英語を勉強しなければとも感じています。今後両大学の学生の交流が、スポーツなどにも広がることを期待しています。



