文部科学省 平成29年度 大学の世界展開力強化事業 ~ロシア、インド等との大学間交流形成支援 ライフケア分野における日露ブリッジ人材育成: 主に極東地域の経済発展を目的として

NEWS・お知らせ

航海日誌8月15日:Day:9

北海道の留萌港を8月8日に出港した研修団は今日、静岡県・清水港に帰港。北海道大学、新潟大学、近畿大学、東海大学から集まった日本人学生の研修は本日で終了。極東連邦大学、サハリン国立総合大学から参加したロシア人学生の日本研修が始まりました。

本日は最初に、ロシア人学生が日本に入国するにあたっての注意事項を説明するオリエンテーションを実施。午後1時に清水港に着岸したのち、出入国の手続きを終えました。そして迎えた解団の時。グローバル推進本部の隈本純次長が「無事にこの航海を終えられたことは、学生全員の協力があったからこそ。君たちの今後の活躍を期待する」とあいさつすると、学生全員から大きな拍手が送られました。そのあと学生たちは、メールアドレスを交換したり、一緒に写真を撮ったりして別れを惜しみ、「今後も連絡を取り合おう」と約束していました。

その後、ロシア人学生はバスに乗り換えてホテルサンバレー伊豆長岡に移動。明日は、韮山の反射炉や幕末にロシアの帆船ディアナ号が難破し、再建造されるなど日露友好の端緒となった地である戸田を訪問します。

*帰港の様子は東海大学公式サイトに掲載しております。

【マリア・ドゥメンコさん サハリン国立総合大学言語学部4年】
日本人の学生とは、乗船後すぐに打ち解けることができました。日本人の学生たちは、フレンドリーで優しく、本当に高い論理力と知識を持っていました。今回の航海では、日本語と英語のスキルはもちろん、日本の文化も学ぶことができました。特に、Student Forumで日本の学生と話し合った時、今の両国の協力関係を、今よりも強力なものにできるという確信を持つことができました。

【ユリア・モロドツヴァさん サハリン国立総合大学国際観光学部4年】
日本語を勉強しているので、日本に行くことができるのは本当にうれしいです。日本人はディスカッションに真摯に取り組み、責任をもってなすべきことをする素晴らしい人たちだと実感することができました。これまで経験したことがないほど、濃密に日本語を学ぶ機会にもなりましたし、日本のライフケアについて学ぶ貴重な機会にもなりました。今回語り合う中で、両国の学生は互いをまだまだ知らず、もっと語り合う機会が必要なのだと感じました。両国の学生は価値観で似たところもあり、互いを愛し合うこともできる、そう思った航海でした。

【越智将太さん 東海大学大学院工学研究科機械工学専攻2年・学生リーダー】
今回の研修を通して、他国や人を理解するためには、直接訪問し、その国の人と話をすることがいかに大切なのかを実感しました。直接ウラジオストクを訪問し、Student Forumで学生同士が話し合う中で、自分がいかにロシアとロシア人を理解していなかったのかを知り、きちんと話しあい、両国が協力できる点を探す機会をもっと増やすべきだと思うようになりました。特に医療分野に関しては、ロシア人が日本をリスペクトしていることがわかり、医療や健康維持の分野で、今後も協力していけることを実感しました。

【中村元哉さん 北海道大学大学院環境科学院大気海洋物理修士2年】
Student Forumでリーダーを務めたのですが、海外に展開する企業で外国人のスタッフとともに働く上で必要になるスキルがどんなものなのかを身をもって学ぶ機会になりました。これまで、ディスカッションは得意だと思っていたのですが、さまざまな価値観を持つ人たちとの議論は全く別のものなのだと知る、貴重な機会になりました。