文部科学省 平成29年度 大学の世界展開力強化事業 ~ロシア、インド等との大学間交流形成支援 ライフケア分野における日露ブリッジ人材育成: 主に極東地域の経済発展を目的として

NEWS・お知らせ

航海日誌8月13日:Day:7

研修7日目の今日は、東海大学の田口香奈恵准教授とサハリン国立総合大学のトー・ケン・シック教授によるレクチャーの後、午後からStudent Forum“Proposals for Better Life Care in Japan and Russia”がスタートしました。

田口准教授の「サバイバル日本語Ⅰ」では、ロシア人の学生に、あいさつや自己紹介、友達の紹介の仕方をグループワーク形式でレクチャーしました。各グループには日本人学生も加わり、適切な使い方や正しい発音をアドバイス。日本人学生は、Day2と3で学んだロシア語で会話を試み、ロシア人学生が日本語で答えるなど、楽しみながら互いの言語を学んでいました。トー・ケン・シック教授は、「International cooperation of Sakhalin Region and Japan」のテーマで講義。サハリンの地勢や地域経済発展に向けて進む各種プロジェクト、日本の各都市や団体と進められている交流事業などを概説しました。

午後から始まったStudent Forumでは、学生たちが13グループに分かれて本格的な議論を開始しました。昨日のPreparationの成果をもとに、日露のライフケア向上にかかわるさまざまな視点から問題点をテーマとして設定し、持ち寄った情報や船内で追加調査したデータを使って解決策を議論。学生同士の意見の違いに悩み、時に激しい議論を交わしながら互いの接点を探し、模造紙2枚のポスターにまとめていきました。

【ダリア・ムドライアさん 極東連邦大学】
日本人の学生たちはとても親切で、話していて楽しいと感じています。日本語と英語の両方の言語のトレーニングにもなっており、異なる文化の人同士で語り合う楽しさを実感しています。Student Forumでは、私自身が専門にしている法学の分野を生かし、日本の事例に学びながらロシアの課題を考えたい。

【グレブ・リャシコさん 極東連邦大学】
日本の文化や歴史、特に神社や幕末を学び現代の日本に接したいと思って参加しました。日本人というと、とてもよく働くけれどなかなか心を開かないというイメージがありましたが、実際に接してみるととても話しやすく、楽しい人たちでした。この研修では、できる限り面白い経験を積み、外国人とのコミュニケーションスキルを身に付けたいと思います。

【ビクリスチュク・カテリーナさん 近畿大学国際学部3年】
今回のForumを通して、互いの文化の違いをうまく共有できない時に誤解が生じやすく、それを乗り越えられると協力してよいアイデアを出し合えることを学びました。私たちのグループでは、互いの文化や考え方の違いを理解しあえたことで、日本人はロシアの、ロシア人は日本の課題解決に向けたアイデアを提案するポスターを完成させることができました。この提案を多くの人の前で発表し、他のグループからの質問を受けるのが楽しみです。

【田修太郎さん 東海大学海洋学部1年】
昨日の夜のPreparationでは互いの考えていることがなかなか共有できず、それぞれが持ってきた資料を交換して今日のForumに備えることにしました。Forumでも、自分の意見を最初に主張することはできるものの、想定外の質問や議論の展開に即答できないことがあり、英語力の不足を痛感しているところです。その一方で、国際的なビジネスや外国人との本格的な議論では、求められる英語力のレベルや、日本人の「和」を重んじる考え方だけでは仕事にならないのだということも経験から学んでいます。難しさを感じることがたくさんありますが、この経験は絶対に将来に生かせると思っています。