文部科学省 平成29年度 大学の世界展開力強化事業 ~ロシア、インド等との大学間交流形成支援 ライフケア分野における日露ブリッジ人材育成: 主に極東地域の経済発展を目的として

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航海日誌8月11日:Day:5 (ウラジオストク研修)

昨日に引き続き、研修団は今日も極東連邦大学でレクチャーを受けたほか、ロシア文化体験プログラムとしてマトリョーシカの絵付けを体験しました。夕方には極東連邦大学とサハリン国立総合大学の学生も望星丸に合流。ウラジオストク港を出港し、研修航海の後半がスタートしました。

極東連邦大では、日露関係研究センターのエレーナ・ゴリアチェヴァ講師が、「Economic cooperation between Russia and Japan in the XXI century: mutual perception of its perspectives by Japan and Russia (referring to Shinzo Abe’s 8 point cooperation plan)」のテーマで講義。日本の経済団体連合会やJETROが実施した調査をもとに、両国間経済交流の現状と問題点を整理した後、安倍晋三内閣総理大臣とウラジーミル・プーチン大統領の間で合意した8カ条の経済協力項目決定後の状況についても説明しました。講義終了後には、学生たちが積極的に質問し、ゴリアチェヴァ教授と意見を交換していました。

昼食後には、マトリョーシカの絵付けを体験。講師の指導を受けながら、マトリョーシカ調の絵が描かれたプレートにさまざまな色を塗っていく作業を体験しました。プログラム終了後、キャンパスを離れる際には山田清志学長とニキータ・アニシモフ総長が学生たちのもとを訪れて、一行を激励する一幕もありました。学生たちからは、「短い滞在だったけれど、ロシアの大学で英語での授業を受けられたこと自体が貴重な経験だった。極東連邦大の学生たちが皆フレンドリーでかつ親切に接してくれたことに感謝したい」「名残惜しいけれど、今度は留学や観光の形でこの大学に戻ってきたい」といった声が聞かれました。

港に戻った後、極東連邦大とサハリン国立総合大の学生と合流。乗船後にはあらためて避難訓練を行ったほか、班ごとに自己紹介を含めたアイスブレイクをしていました。夕食後には学生たちが待ちに待った出航。全員で登舷礼を行い、ウラジオストクの町に別れを告げました。

【勝又健太郎さん 東海大学生物学部生物学科3年】
多くの人とかかわり、人と繋がることが好きでこの航海に参加しました。高校でも寮生活を送っていたので、船内の生活でもその時の経験を生かして仲間を増やしたり、引っ込み思案の学生を助けたりするよう心がけています。ウラジオストクに初めて来て感じたことは、言語も生活の様子もすべてが日本とは違うということです。昨日までは、日本の他大学の学生と一緒に生活をしてきましたが、今日からはロシア人も加わります。彼らを巻き込んで、できる限り交流し、互いが分かり合えるようになりたい。

【結石将太さん 東海大学海洋学部3年】
東海大学の海外研修航海に2回乗船した経験があり、今回も海外経験を積む絶好の機会だと思って応募しました。東海大の湘南キャンパスもかなり大きいですが、極東連邦大はそれよりもさらに大きかったことに驚きました。また地域の人たちも自由に使っていて、地域のコミュニティとのコミュニケーションをうまく取れ、巻き込むことができているのかなと感じました。船内生活では、日を重ねるごとに一人ひとりが自主性と責任感が生まれ、自分たちで考えて行動できるようになってきています。英語は得意ではありませんが、ロシア人の学生とも積極的に話したいと思います。私のことを理解してもらうとともに英語で話せるようになるとともに、ともに協力してすばらしい研修団をつくりあげたい。

【武本友里恵さん 東海大学医学部4年】
この研修航海に参加しなければ出会えなかった人たちと出会えたことが、何よりの収穫だと感じています。これまでにも海外の一人旅行は経験していますが、船で共同生活をしながら旅をするのはとても新鮮で楽しいと感じています。極東連邦大訪問では、アテンドしてくれたボランティア学生たちと、少しの時間でしたが雑談する機会もあって、充実した時間を過ごすことができました。今日からは新しいメンバーも増えるので、さらに面白い旅になると期待しています。