文部科学省 平成29年度 大学の世界展開力強化事業 ~ロシア、インド等との大学間交流形成支援 ライフケア分野における日露ブリッジ人材育成: 主に極東地域の経済発展を目的として

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航海日誌8月10日:Day:4 (ウラジオストク研修)

研修団一行は本日、待ちに待ったウラジオストク港に入港しました。入港後には、極東連邦大学のニキータ・アニシモフ総長らの出迎えを受け、港に隣接する海の駅で開かれた歓迎式典に参加。その後、極東大のキャンパスに移動して研修を受けたほか、市内のスーパーマーケットで買い物も楽しみました。

歓迎式典には、山田清志学長をはじめとする研修団のほか、アニシモフ総長、在ウラジオストク日本領事館の笠井達彦総領事らが列席。最初に、山田学長がウラジオストク伝統のパンでの歓迎を受けました。続いて、山田学長とアニシモフ総長、笠井総領事があいさつしたあと、伝統衣装に身を包んだ楽団の演奏に合わせて、楽団員と研修学生、市民が手をつないで一緒に踊りました。歓迎式典には、ロシアの連邦チャンネルをはじめとする報道陣も取材に訪れ、国内のニュースでも放映されました。

その後、極東連邦大に移動して沿海州美術館のエフゲニヤ・ポルドネヴァ主任研究員が「Russian Art Culture through the Age」と題して講義。10世紀のキリスト教受容後、18世紀までの間に独自に花開いた教会建築や壁画文化について語りました。その後、極東大生物医学部のアレクサンドル・カガンスキー教授が「Molecules, organisms and FUTURE OF BIOMEDICINE」と題して、遺伝子解析の歴史やバイオセキュリティの問題、遺伝子編集に関する研究動向などを幅広く紹介しました。

そのほか学生たちは、極東大の学生の案内でキャンパス内を散策したほか、スーパーマーケットを訪問。昼食と夕食には、大学内の食堂でロシア料理を楽しみました。

明日からはいよいよ、極東連邦大とサハリン国立総合大学の学生たちも合流。清水港に向けて出港します。

【木島練音さん 東海大学国際文化学部4年次生】
これまでモスクワやサンクトペテルブルグ、サハリンに留学したことがありましたが、ウラジオストクはそのいずれとも違う独特の雰囲気を持った町だと感じ、ロシアの持つ新しい一面を見ることができました。レクチャーでは、中世のアートというロシアに関する話が聞けたほか、ライフケアに関するディスカッションでも生かせるバイオメディカルの講義を受けるなど、充実した内容でとても勉強になりました。キャンパス内とスーパーマーケットの散策では、その町に住んでいる人と直接話をし、さまざまなことを教えてもらえるなど、たくさんの貴重な経験ができました。

【小谷健太朗さん 近畿大学理工学部2年】
船内での生活では、入出港時の答絃礼や美しい夕日、海の色の変化など、一つひとつは小さくてもここでしかできない貴重な経験を積むことができています。ウラジオストクはアジアに近いにもかかわらず、ヨーロッパ風の雰囲気を持った独特の町でとても印象的でした。極東大学では英語で授業を受ける経験を積むことができましたし、スーパーマーケットではこの町に住む人々の生活を感じられ、この航海に参加して本当によかったと思います。明日からはロシア人学生が乗ってきます。どれだけコミュニケーションが取れるか不安もありますが、また新しい発見がたくさんあると期待しています。

【千島健志さん 新潟大学人文学部1年】
中学生や高校生の時から国際交流に興味はあったのですが、参加する機会がないなか、今回のプログラムに出会い参加を決めました。船内の生活では、新潟大では出会うことのない、さまざまな仲間と出逢えたことが大きな収穫です。極東大のレクチャーでは、「もっと語学を勉強しておけばよかった」と思う面もありました。明日からのロシア人学生との共同生活では、多少うまく話せなくてもできる限り多くのロシア人と語り、友達を作りたいと思っています。そして、写真もたくさん撮影し、帰国後に振り返って学習へのモチベーションを高める材料にしたいと思います。